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兼業主婦、家族時々仕事、一時野球ブログ

子どもに教えられた事

進展無し!も大事な情報だ。

こんにちわ!

ひぃーはちです。

 

今日は、お仕事のお話です。

 

情報は、力だ!

まさしくその通りですよね。

 

情報がたくさんあれば、より正確に状況が把握できるし、対策や戦略を打つ事ができる。

 

回りの人に知られていない情報は、

独占スクープとか言われたり、と情報はやっぱり力だ。

 

商売やってる人、投資やってる人、ギャンブラーの人は、

このあたりの事は、十分ご理解されてると思います。

 

そして、情報は、出すタイミング、鮮度があるって事。

まぁそのあたりも、皆さま十分承知だと思います。

 

今回、話したいのは、ズバリ

 

「自分が必要ないと勝手に思っている、その情報を必要としている人がいる」

 

って事。

 

例えば、「進展無し。」

進展無しも立派な情報なんだ!

 

実は、過去私が新人だった時にこんな経験がある。

 

とある商社へ新卒で入社し、1年目の時

 

~ある商品をメーカーからお客さんへ直送してもらった。~

 

発注者が直接メーカーへ発注するネット販売方式だ。

お客さんがメーカーへ発注すると商社とお客さんへ受注完了のメールが配信される。

その後、メーカーよりお客さんへ直送後、

納品書が商社である私のところへ送られてきて、

お客さんに対して納品書を届ける。

 

そんな仕組みだ。

 

どんな問題が起きたかと言うと…

 

このシステムを使って発注した、発注者が退職したのだ。

 

もちろん今では、

管理者承認がいくつかの上長によって行われ発注するというのが一般的だが…

10年以上前で、まだまだシステム構築されておらず、抜け道があった。

 

そこでは、まず私が取った行動は...。

とりあえず、「購買の方」を呼んで事情を話してみた。

 

これがバカ正直過ぎて良くなかった。

今考えれば、隣の部署の人にでもうまい事言って頼れば良かったと思う。

そんな知恵もずる賢さもまだなかった新人時代だ...。 

 

購買の方がいらっしゃって、

 

私「発注者の方が退職されてしまって、伝票の検収が出来ないので、代わりにお願い出来ませんでしょうか?」

 

購買の方「本当に納品されてるんですか?発注して、納品されている。という事が分かる書類を提出して下さい。」

 

私「…。はい。」

 

私が不安そうな表情をしていると、、、。

 

購買の方「少しヒントをあげます。受注完了のメール、メーカーから送っているという送状。配送会社が、配送した際の受け取り伝票。それがあれば、少なくとも発注から受け取りまでの確認が出来る。そして、その都度....。ではなく、

毎日その日の進捗状況を連絡下さい。進展なしでも構いません。」

 

私「はい。」

 

この購買の方は、私が勤めていた会社を懇意にしてくれていたので、

新人である私に仕事の進め方を教えてくれようとしていたのだ。 

 

新人の私は、内心

(え~進展無しって。。その情報いる?意味無くない?)

 

私「はい。」

 

それから会社に帰ってまず、受注完了のメールの打ち出し。

そしてメーカーへ受け取りの際の伝票を運送屋へ手配してもらうよう伝える。

 

翌日、とりあず受注完了のメールの打ち出しを渡した。

私「今、運送会社へ送り状の受け取り書を手配しております。」

購買の方「承知しました。」

 

そして、また翌日、メーカーへ確認するもまだ運送屋から入手出来ていない。

という回答だった。

 

購買の方へ電話した。

私「本日は、進展無しです。」

購買の方「わかりました。また、明日ご連絡をお願いします。」

私「承知しました。」

 

また、翌日、やはり進展無しだった。

購買の方へ連絡。

私「本日も進展無しです。

購買の方「わかりました、また、明日ご連絡お待ちしています。」

 

私は内心

(明日、連絡がなかったらどうなってしまうのか。。。)

 

また、翌日、メーカーへ問い合わせるもまた、進展なし。

私は、青ざめながら、意を決して携帯の発信ボタンを押す。

きっと怒られるだろう。。。そう腹をくくって話をした。

 

私「申し訳ありません。本日も進展無しです。」

購買の方「わかりました。」

以外と声が穏やかだと感じる。少しほっとした。

 

購買の方「そのメーカーも怠慢ですね。それでは、送り状の番号から、配送会社へ直接確認してみて頂けますか?」

 

内心(私は、ほっとしつつもメーカーが未だって言っているのに。。。)と思ったが、

 

私「はい。」と言った。

私「明日また、ご連絡いたします。」

 

購買の方の指示通り、メーカーから、運送の伝票番号を教えてもらった。

以外とスムーズだった。

直送品であるため、メーカーのデータベースにある模様だった。

次に運送会社を聞き、運送会社へ直接問い合わせをする旨を伝えると、

「問題ありません」と言っていただけた。

 

その後、運送会社へ電話し諸事情を伝えた。

すると、意外とすぐに入手できた。

 

メーカーでは、基本的に電話対応者と実際に仕事を処理する人は別々だ。

そこでやり取りに時間がかかってしまう事を推測した。

 

その後、購買の方へ、書類を提出すると、

購買の方は、新人の私に対しても敬語で、

「ありがとうございます。これでこちらもお金が払えます。良く頑張ってくれました。」

と、褒めてもらった。

 

その時、本当に嬉しかった。

 

「進展なし。」これは、重要だ。

担当者がどこで行き詰っているのか、そして、何がわからずいるのかを把握する上で、

重要な情報だ。

そのために、毎日連絡が欲しい、困った時は、相談に乗るから。

という優しい意味だったのだ。と後になって気づく事となる。

 

このように、一見自分には有益でないと思える情報であったとしても、

結局は自分を助けてくれる情報となる事もある。

 

是非、情報は大切にしてもらいたいものだ。

情報は使う人次第だ。